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第7回 JFTコムテックカップ磯チヌ王座決定戦 大会レポート

宮城の黒川岳彦選手が優勝

撮影・文=室田佳吾

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第7回 JFTコムテックカップ磯チヌ王座決定戦 大会レポート

接戦が続く初日

 令和6年10月12〜13日、第7回JFT磯チヌ王座決定戦を香川県三豊市詫間沖の粟島、志々島周辺の磯で行いました。前年度4位までの王座シード選手と第9回磯チヌトーナメント上位4名の磯チヌ部会トップ8名の総当たり戦を行い、勝ちポイント及び総釣果差で順位を決定する王座決定戦です。

 試合時間は1試合を1時間ハーフの2時間とし、勝敗は時間内に釣り上げたチヌの総匹数で決めます。ポイントは勝ちを10ポイント、引き分けを3ポイント、負けを0ポイントです。ただしチヌを釣っての負けは2ポイントです。

 初日の対戦は王座シード選手4名とトーナメント上位4名が対戦する組み合わせとしました。第1試合目から篠原選手VS松岡選手の試合で5匹対4匹、小松選手VS山口選手の試合で12匹対11匹、黒川選手VS松村選手の試合で8匹対12匹、内海選手VS山田選手の試合で5匹対7匹と釣りあいの試合が多く、第2試合目以降も第1試合と同様に、篠原選手VS山口選手の試合で11匹対10匹、内海選手VS山口選手の試合で4匹対3匹、篠原選手VS山田選手の試合で5匹対6匹、小松選手VS松岡選手の試合で3匹対4匹など僅差の試合が多くありました。

前回王座チャンプの篠原選手
好勝負を繰り広げた山口選手
前回トーナメント優勝で王座に上がってきた内海選手
山口選手(奥)と小松選手(手前)の対戦。小松選手は初日の暫定1位に

 試合を終えた結果、2勝した選手が6名おり、その中でも小松選手が釣果差で暫定1位となりましたが、誰が優勝してもおかしくない状況で初日を終えました。

2日目も好試合が続く

 2日目の対戦は、王座シード選手同士、トーナメント上位4名の選手同士が対戦する組み合わせとしました。初日にかなりの釣果があっただけに2日目はどうなるか心配でしたが、初日と同様に釣りあいの試合が多くありました。

 暫定1位の小松選手でしたが内海選手、黒川選手に負け、また、2年連続王座を目指していた篠原選手も内海選手、黒川選手に負け、優勝争いから外れました。第6試合を終えて、黒川選手が5勝1敗1分、内海選手が4勝2敗となり、3勝が山田選手、山口選手、松村選手の3人が続きます。

 第7試合は、黒川選手VS内海選手の直接対決、松村選手VS山田選手の直接対決、山口選手VS松岡選手の対戦となり、黒川選手が勝てば優勝。負ければ内海選手、松村選手VS山田選手の勝者、山口選手の勝利で誰が優勝するか分からない結果となります。

5勝黒川選手と4勝内海選手の直接対決
接戦の1尾差で勝利を手にした黒川選手
戦い終えて握手の二人

 結果、黒川選手VS内海選手の試合で8匹対7匹で黒川選手が内海選手に競り勝ち、優勝を手中に納めました。また、初日の成績が最下位だった山口選手が2日目の試合を全勝し、準優勝となりました。

 今大会は、同時にヒットするシーンや交互にヒットするシーンが多く見られ、白熱した試合が展開されました。その中でも一つのミスやバラし、手返しの早さなどの重要さを実感させられた大会となりました。また、2日間での釣果は280匹と過去に例がない釣果となり、香川県詫間沖のポテンシャルを感じさせる大会となりました。

次年度王座シードの4人

    (大会成績)

     優 勝:黒川岳彦選手(宮城)

     準優勝:山口美咲選手(岡山)

     第3位:山田進一選手(静岡)

     第4位:内海通人選手(広島)

     第5位:篠原豊選手(香川)

     第6位:松村克則選手(山口)

     第7位:小松和伸選手(広島)

     第8位:松岡幹夫選手(大阪)

 ご協力頂きました協賛メーカー様、森渡船様、かなめや旅館様、マリンウェーブ様ありがとうございました。

2024/11/01

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