2004年『磯釣りスペシャル』の復活が現実に
『磯釣りスペシャル』は1990年6月に全国初の磯釣り専門誌として創刊されました。いまから35年前のことです。もちろん創刊から力みなぎるスゴ技の鬼才の勇姿は掲載させてもらっています。ところがその当時は週刊釣りサンデー社から刊行していたのですが、前触れもない解散劇に見舞われて『磯釣りスペシャル』は2003年12月号をもって廃刊となったのです。悔しい限りでした。
しかし、遙か東京の内外出版社からお誘いを受け、さらなるパワーをいただき、写真部と編集部の残党でフィッシング・ブレーンという会社を立ち上げ、本誌の復活が現実となったのです。2004年4月のことでした。いま現在は『磯釣りスペシャルmagazine』として、同じく東京のつり人社さんにお世話になり刊行しております。
『伝心伝承』に同行して初回の取材は大成功
2004年の涙が出るような磯釣りスペシャル復活記念号の表紙を飾ってくれたのは、もちろん鬼才でした。倒産に当たって鬼才は「なにっ!潰れた!どないするんじゃ!細やんが言うてくるんやったら、できることはなんでもしたるけん!」と、うれしい限りのお言葉をいただき取材を敢行しました。取材先は長崎県五島列島の福江島。
折しも釣りビジョンの超人気長寿番組となった『松田稔・伝心伝承』の記念すべき初回放送のロケでした。「オレの取材は経費もかかるし時間もかかるけん、釣りビジョンに好きなときに同行させてもらえ!オレが言うとくから」またまたうれしい涙がじわっと溢れるお言葉だったのでした。
“すれっからしのデカ尾長釣り”に目覚める
取材はもちろん大成功!得意の尾長グレ!迫力の本流釣り!引かれ潮に松田ウキを乗せて絶妙に攻略するパターンは絵に描いたように決まったのでした。21年前、57歳の油の乗り切った鬼才だった。この取材のあとすぐに“すれっからしのデカ尾長釣り”に没頭するのであった。行き先は高知県沖ノ島&鵜来島。ここで数々の伝説的なドラマが生まれるのであった…。
