磯釣りスペシャル on sight

バッカンをきれいに保つひと工夫

田中修司さんが愛用するシリコンスプレー

撮影・文=編集部

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バッカンをきれいに保つひと工夫

最近のマキエバッカンは内部の表面処理がしっかりしているので、納竿後に洗う作業も以前ほど大変ではないが、それでもやっぱりマキエがこびりついてしまうことがある。そんな状態を改善する工夫をおこなっているのが田中修司さん。実はタックルメンテナンスにこだわるオトコでもあるのだ。

 僕がマキエバッカンに吹き付けているのはシリコンスプレーですね。バッカンも最初のうちは、洗うときにマキエも楽に落ちてくれますよね。でもコーティングが傷んでくると、どうしてもまとわりついて取れにくくなってしまいます。

 それでシリコンスプレーで膜を張ってやるようにしてやると、3回くらい使ってもマキエがきれいに落ちてくれますね。表面が白っぽくツヤがなくなってきたら、もう一度吹き付けてやる感じですかね。内部もそうなんですけど、外にも吹き付けてやります。

 
いつもさっそうとした姿で本誌に登場の田中修司さん。マキエを打つ姿も軽快だが、実はとてもきれい好き

 始めたきっかけですか? 基本的に汚いのが自分は嫌いなんですよ。それで何かいいものはないかと…。表面的なものならレザースプレーできれいにしとったんですよ。それをバッカンの内部に吹き付けてもすぐに飛んでしまったんです。それでシリコンスプレーに出合って、試してみたのが始まりですね。

 よく使っているのはKUREのCRCシリコンスプレーです。それがいちばんいいですね。やり始めてもう20年近くになりますかね。結構長くやってますね(笑)。

マキエバッカンの内側に吹き付けているシリコンスプレー。洗うとき驚くほどサッとマキエが落ちる

 ちなみにレザースプレーというのはカー用品店でよく売られている、革製品などの手入れをするスプレーで、自分はよく磯シューズに吹き付けていますね。ロッドケースやクールバッグにもいいですよ。レザースプレーは泡状ではなく霧状のものがいいですね。こっちのほうが光沢が出ます。

2023/03/22

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