54尾の釣果情報に衝撃
4月下旬、チヌの乗っ込み盛期だしフカセ釣りにいきたいなぁと思い、なんとなくなぎ丸渡船(和歌山県湯浅エリア)の釣果情報を見てみると、1人でチヌ54尾というとてつもない数字がスマホの画面に飛び込んできました…。これはいくしかないと思い、慌てて準備。
湯浅までは自宅のある大阪から1時間半で着くのでアクセスも抜群です。今回はガチスタイルではなく、エコに楽しみたかったため、生オキアミ3kgを1枚、配合材1袋、パン粉2袋で勝負してみました。サシエはマキエ用の生オキアミから少し取った分と、生オキアミに配合材を混ぜた2種類。
渡船乗り場に着いてまずびっくりしたのが平日にも関わらずものすごい数の客さんで賑わってました。チヌの乗っ込みシーズンなだけあってすごいなと思っていたのですが、よく見るとヤエン釣り、紀州釣り、ルアーフィッシングのお客さんも。
船長のおまかせで渡礁したのは湯浅エリアの一級磯である「一のハエ」。釣り座を船着き場に構えました。
まずはゼロウキでタナを探る
タックルはお恥ずかしながらチヌ竿の穂先を数年前に折ってしまい、グレ竿しか持っていないため、まだチヌ竿に近い感覚で楽しめるDXRメタルチューン1.15-52を選択。古い竿ではありますが、思い出のつまったタックルです。懐かしいなぁと感じながらも久しぶりの感覚にワクワクしました。
湯浅は3ヒロぐらいのタナをねらうのがいいと聞いたのですが、まずはどのタナで当たってくるのかを探るために5mほど取った1.5号のハリスの中にYAMATSURI競技遠投の2を通し、上の層から探るイメージで仕掛けを組みました。オモリは道糸が引っ張られらて仕掛けが浮き上がらないようにするためと、サシエまでがきっちりとなじむようにG5をハリから30cmほど上に打ちました。
潮は湾内に向いて左から右へ流れている状況。足もとから5mほど根が張り出していたので、その根に沿いながら仕掛けが流れていくように10mほど沖にマキエと仕掛けを入れていきました。
乗っ込み盛期の1尾目
ウキの浮力以上のオモリを打っているため、仕掛けがなじめばどんどん沈んでいく設定。ウキが見えなくなったタイミング(ハリスが5mなので3ヒロ~3ヒロ半ぐらい)で仕掛けに少しだけ張りを入れる攻め方を繰り返していると、数投目でラインが走るアタリを捉えました。
海面に浮いてきたのは今回のメインターゲットである40cmオーバーのチヌ。腹パンでまさに乗っ込み真っ只中という感じでした。やはり3ヒロぐらいのタナで釣れることが分かったので、ウキ止めを3ヒロちょっとのところへ結び、ウキをプロ山元ウキW合金18のG5(レギュラーサイズ)に変更。
半遊動仕掛けに替えて釣果を伸ばす
しかし、そうあまくはなく、沈黙の状態が30分ほど続きました。さらにエサ取りの活性も上がってきたのかサシエが残らない状況に(コーンを持ってこればよかったと反省…)。少し作戦を変えて、手前にエサ取りを集めるマキエを数発打ち込み、30mぐらい遠投し、左から右へ流れる潮に仕掛けとマキエを流し込んでいくと、連続で2尾取り込むことができました。1尾目とはプロポーションが違い、2尾ともお腹がぺたんこの乗っ込みアフターのチヌでした。
その後もポツポツと釣れ、計5尾で昼過ぎに納竿。チヌのフカセ釣り、めちゃくちゃおもしろいので天気の良いゴールデンウィークに狙ってみてはいかがでしょうか!! 磯のフカセ釣りはコストがかかる釣りと思われがちですが、今回はエサ代も2500円程度だったのでエコに遊べましたよ。