磯釣りスペシャル on sight

第9回 JFTコムテックカップ磯チヌトーナメント 大会レポート

松岡幹夫選手が念願の初優勝

撮影・文=室田佳吾

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第9回 JFTコムテックカップ磯チヌトーナメント 大会レポート

 

高水温で厳しいコンディション

 令和6年9月7〜8日の2日間、岡山県牛窓諸島にて第9回JFTコムテックカップ磯チヌトーナメントを開催しました。参加選手は九州支部が増えたこともあり、シード選手、オーナーばり招待選手、台湾JFT、全国各地のフレッシュ大会を勝ち抜いた選手あわせて48名での熱い戦いとなりました。

早朝の開会式

 今年の牛窓は、ほとんど雨が降らなかったこともあり、高水温が続いたことからチヌの釣果はとても厳しい状況で、規定サイズをなくしての競技としました。

まこと渡船と長瀬渡船の2船でポイントへ

 まこと渡船、長瀬渡船の2船に分かれ、1回戦は3人1組で磯に上がり、マンツーマンによる試合を1人2試合行い、合計6時間の釣りを行いました。1回戦はB8ブロックを除いては、ほとんどのブロックでチヌの釣果があり、なかでも2連覇を狙う内海選手のブロックでは10匹以上の釣果があり、目立っていました。

連覇を狙う内海選手

 2回戦は8試合中7試合で釣果があり、その中でも山口美咲選手と前年度王座チャンピオンの篠原豊選手の対戦は釣り合い勝負となり、10匹対5匹で山口美咲選手が勝ちあがりました。これで1日目の試合は無事に終了し、全員でホテルへ移動。

 懇親会では2日目のトーナメントの対戦を抽選で行い、西野光彦選手対山田進一選手、赤木寿成選手対山口美咲選手の地元対決、前年度優勝の内海通人選手対松村克則選手、松岡幹夫選手対小出仁志選手の関西対決の組み合わせとなりました。

勝敗を分けた1尾

 3回戦では前日に釣果があった磯を使い、さすがに2日目に勝ち上がった選手だけあって、厳しい状況でも釣果ありで勝敗が決まり、山田進一選手、山口美咲選手、松村克則選手、松岡幹夫選手の4名が勝ちあがりました。

 準決勝、山田進一選手対山口美咲選手の対戦は、貴重な1匹を手にして勝った山口美咲選手が決勝戦へ進出。一方、松村克則選手対松岡幹夫選手の対戦はともに1匹づつの釣果となり、重量勝負で松岡幹夫選手が決勝戦へ駒を進めました。

準決勝、山口選手と山田選手の対戦
決勝進出を決めた山口選手

 決勝戦は、山口美咲選手と松岡幹夫選手の対戦ですが、とても厳しい状況で価値ある1匹を手にした松岡幹夫選手が、念願の磯チヌトーナメント初優勝となりました。この大会の模様は「JFT磯釣りチャンネル」にて配信する予定です。

貴重な1尾で松岡選手(左)が念願の初優勝を手にした

 ご協力頂きました協賛メーカー様、まこと渡船様、長瀬渡船様、西大寺グランドホテル様、ダイニングバーRUSSET様、ありがとうございました。

2024/10/03

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